トピックス

書籍のご紹介 (1)

2017年04月15日 お知らせ


皆様はじめまして。
「褐毛和種生産振興ネットワーク」代表を務めさせて頂いています、高知大学農林海洋科学部の松川 和嗣と申します。
4月1日から本HPが公開されていますが、このトピックスでは褐毛和種に関わるさまざまな情報をお伝えしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。

昨日 (2017年4月14日) は熊本について思いをはせておりました。
ちょうどその時、大学図書館で手に取ったのが今回ご紹介する本です。
「和牛の力」
著者:増田淳子
出版社:農林統計協会
<目次>
序章プラス動物園の牛
第1章 和牛ってどんな牛 
第2章 和牛の血統を伝える
第3章 南の和牛・北の和牛
第4章 愛しき無角和種 遙かなる見島ウシ 
第5章 和牛ばかりが肉牛じゃない
第6章 牛の食料 
第7章 肉牛を育てる 肉牛を託す

タイトルに「和牛」とありますが、和牛の大部分を占める霜降りの「黒毛和種」ではなく、その他の品種、日本に2種類しかいない在来牛にも焦点をあてたエッセイとなります。
「褐毛和種」は、第3章で表紙にもある熊本のあか牛が主役です。
特に、震災後の餌の確保についてご苦労が書かれており、あか牛の生産そして命を守る大事な使命を考えさせられました。
(本の中でも紹介されている家畜改良センター熊本牧場の前場長の吉ざわ努さんを存じており、取材の様子をお聞きしてみますね)

本ネットワーク事業では、褐毛和種のために目の前にある課題解決、そして未来のために皆様にご支援、ご協力、そしてご意見をいただきながら頑張っていきたいと考えています。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
<文責:高知大学 松川 和嗣>